心臓ドック

心臓病は死因の2位

日本人の死亡原因で1番多いのが癌で、2番目に多いのが心臓病です。心臓は、私たち人間が生きていくためになくてはならない重要な臓器で、心臓の働きが止まるのは死を意味します。

 

心臓に起こる病気のことを心疾患と呼んでいますが、心疾患のほとんどが虚血性疾患で、虚血性疾患には「狭心症」と「心筋梗塞」とがあります。

 

狭心症は、心臓を構成している筋肉の心筋に一時的に血液が不足した状態を指します。胸痛や息切れ、呼吸困難などの発作を起こしますが、血流が回復するとすぐに収まり、1〜2分、長くて15分ほどで回復します。

 

一方の心筋梗塞は、冠動脈にできた血栓が原因で心筋へ血液が回らなくなった状態を指します。狭心症と違い症状は重く、胸を締め付けられるような強烈な痛みがあり、狭心症と違い長時間この症状が続きます。

 

心筋への血流が止まると、その部分の心筋は壊死し、壊死の範囲が広がると心臓の働きが弱まり、重症になると死に至る怖い病気です。

 

心筋梗塞が起こる原因として考えられているのが、冠動脈の動脈硬化です。冠動脈の狭窄や閉塞、あるいは血管にできた血栓で心筋に血液が行かなくなり冠動脈を詰まらせます。

 

このような、突然働き盛りの命を奪う心臓の病気を早期発見し、突然死を防ぐのが心臓ドックです。

 

心臓ドックでは虚血性心疾患の危険因子を発見しますが、危険因子には動脈硬化や高血圧や脂質異常などがあり、そのほかにも喫煙や高血糖、内臓脂肪型肥満や不整脈などがあります。

 

狭心症や心筋梗塞を招く一番の原因となっているのは、動脈硬化です。そして、動脈硬化は生活習慣病と深くかかわっているため、動脈硬化を防ぐには食生活や運動の習慣などの生活習慣を改善し、できるだけ動脈硬化を起こさないようにすることが大切です。

 

以前は成人病と呼ばれていた糖尿病や高血圧ほか、多くの病気が毎日の生活の習慣が原因で起こっていることがわかり、今では病気が生活習慣病と呼ばれるようになっています。

 

防げば防げるのが心疾患です。生活習慣の見直しで予防できる可能性が高いこともわかっています。

 

塩分を控え栄養バランスのとれた食事を心がけ、禁煙や節酒をして適度な運動を習慣にすることで心疾患のリスクが下げられます。    

 

しかし、体に良いことがわかっていても続けられないのが私達人間です。ところが、心臓ドッグで指摘されれば怖くなって真剣に生活改善できるのも私達人間です。そのためにも心臓ドックの受診は意味があるといえます。