心臓ドック

ストレスで心臓病に

現代人の心疾患が急速に増えているといいますが、ストレス社会と言われている現代の世相と無関係ではないようです。

 

多くの人が口にするストレスですが、厚生労働省が行っている「労働者健康状況調査」では、調査をする回数ごとにストレスを抱えている労働者の割合が増えて、労働者の6割がストレスを抱えながら仕事をしているといいます。

 

ストレスという言葉は精神医学の用語のように思いますが、実は物理学の用語で、暑さや寒さほかの「物理的ストレッサー」に、薬物や酸素欠乏ほかの「科学的ストレッサー」、そして、人間関係の悩みや仕事上や経済的の悩みなどの「心理的や社会的ストレッサー」があります。

 

このようにストレッサーには3つのストレッサーがありますが、今ではストレスという心理的や社会的ストレッサーが言われていますが、ストレスはもともとは「物のひずみ」を表す物理学の用語でした。

 

精神的ストレスと心臓病との関係は深く、奥さんに先立たれたご主人が、ショックで精神的に大きなストレスになり、心不全になったり心筋梗塞になってしまった話はよく聞きます。

 

そして、心疾患は女性よりも圧倒的に男性の方が多いのですが、女性の方が精神的に強いことの表れと言えます。女性の平均寿命が長いのも、女性の方がのんき(=精神的に強い)からだと言われています。

 

怒りっぽい人に「心臓に悪いよ」なんていう言葉をかけますが、実際に性格とか心理的なものは心臓に負担をかけて心疾患になるリスクを高くします。

 

ストレスが心臓に与える影響は大きなものがありますが、ストレスの感じ方は個人差が大きく、ストレスに強い人と弱い人がいます。生まれつきの性格が大きいので簡単に性格を変えることはできませんが、しかし、意識しているといないとでは違ってきますから、常日頃心のありようを意識して鍛えたいものです。

 

実際にあった話ですが、50代の男性が隣の家の人と境界線を巡って口論になり、気持ちが激高してカーッとなって気絶して、そのまま帰らぬ人となってしまったという事がありました。

 

この男性が以前から心疾患の危険因子を抱えていたのか、そうでないかはわかりませんが、人間ドッグも受けていなかったようです。20年も前の話なので、心臓ドッグはもちろん受けていませんでした。

 

もしも、この男性が心臓ドックを受けていたら、もしかしたらこのような亡くなり方をしないですんだ可能性は大きいです。

 

50代を過ぎたら心臓ドックを受けることで心疾患で亡くなるリスクを下げ、与えられた寿命を全うすることが可能となっていたかもしれません。